第6回 名もなき草たち

 

どうもさぼりにさぼったこのコーナー、帰ってきましたヨシタカです。 さて、この春から私が関心寄せているもの。 それは雑草です! そうです「そこらの草」でございます。 ところでみなさん、そこらの草と言われてどんなものを思い浮かべますか?

私の雑草レベル

ペラペラヨメナ私、ヨシタカの場合、雑草とは何かと問われても「あれだよ、クローバーとかタンポポとか、あとその辺の、なんか草・・・だよ」と答えるのが精いっぱいのレベルでした。 まあ、これはこれで雑多な草を意味すると考えれば、間違いではないのでしょう。 ところが、ある日、愛用の自転車にまたがり信号待ちをしていたとき、道路わきの植栽に目が行きました。つつじの植え込みの中に大きな木があり、幹に「ソメイヨシノ」と名札がつけられています。それから足元に目をやると名もない草。ん??この草にも名前はあるよね、と思いました。そう「名もない」ではなく「名も知らぬ」草だったのです。 それからは、道端や駐車場のすみっこの草がやたらと気になり始め、見ているうちにいろんな種類の草があることを認識しました。でも、私は彼らの名前をしらんのです!一つも知らんのです!

雑草レベルアップ

タチツボスミレ 知りたい、知りたいぞ、と思っていたとき折よく出会った本が「図鑑を見ても名前がわからないのはなぜか?」 (須黒達巳 著:ベレ出版)でした。 内容は省きますが、この本を読んで私は気づきました。そもそも私は「図鑑をもってない・・・」と。 そこでまずは子供向けのポケット植物図鑑を古本屋で購入(550円)。子供向けとあなどることなかれ、おかげで名を知らぬ草の名をたくさん知ることができるようになりました。 今のお気に入りはペラペラヨメナ!「ペラペラのお嫁さんの菜?お嫁さんに失礼じゃないか?」と道端で出会うたびにツッコミながら愛でています。ちなみにハルジオンに似ています。あと少し前はタチツボスミレもお気に入りでした。 とは言え、まだまだ知らない草ばかり。気になった草は撮影し、暇をみては図鑑とインターネットで調べてます。 ちなみに写真で大切なのは、全体像と特徴的と思われる部位をしっかり写すことです。

東京はちょうどよい

植栽 東京は緑が乏しいというイメージがあると思いますが、雑草監察をしている限りにおいては、ちょうどよいと感じます。 どの道にも植栽がちょぼちょぼと設置されており、たまに大小の公園もあり、必ず雑草が生えているからです。 私どもの会社(プラス・ワン・サービス)は23区外の武蔵野市にあるので都心とは少し環境が違うかもしれませんが、歩いても、自転車をこいでも、多様な草を見つけることができるのです。とうぶん草観察は続きそうです。